山田美鈴

ロングステイ研究所 代表
ハッピーステイクラブ 主任研究員

長期滞在型・ロングステイ観光学会 理事
ロングステイアドバイザー協会 理事
ロングステイ財団登録講師・ロングステイアドバイザー
マレーシア政府観光局 MM2Hコンサルタント
カナダ観光局公認 カナダスペシャリスト

国際交流からロングステイへ(1986~)

私がロングステイに関わったのは1980代後半から中・高校生の国際交流事業のコーディネーターとして、カナダ、アメリカ、そしてマレーシアへ学生を送り込んでいた事がきっかけでした。

学生たちの出発式の時見送りに来た両親や祖父母が「自分たちの時代はこんな風に海外の人と交流することは夢の夢だった!」というため息まじりの言葉を多く聞いた事で、「子供たちだけでなく大人のための海外交流もやってみたい」と思い始めたのです。

カナダで発見「普通」が喜ばれるということ(1991~)

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丁度その頃、私は単身カナダバンクーバーで国際交流専門のオペレーター会社を立ち上げたところでした。
60歳代以上の婦人会のグループの訪問時に、友人夫婦にホームビジットを依頼し、日系人として成功者であった彼らの家にミニバスで乗り付けさせてもらいました。

最初は躊躇していた彼女も、その内、お茶やお饅頭を出し、驚く事に夫婦の寝室のクロゼットまで公開してくれたのでした。
訪問した方々は、「ナイアガラもロッキーも凄かったけど、こうしてカナダの家庭訪問ができた事が一番良かった」と大喜びされたのは私にとって大きな励みとなりました。

海外で「普通」を見せることがこのように喜ばれるという事に目覚めた瞬間でもありました。
振り返れば「普通の日常」なら街中に溢れていたのですが、「電車に乗って毎日通える語学学校での2時間だけの英会話」を企画・実行し、加えて週末は日本人校長先生と寿司ランチ交流会をも取り入れたのです。

「徒歩も良いが、毎日電車通学を億劫ではなく、魅力的と感じてもらえる」と自信を持って勧めた結果、これも「毎日どこかへ行くところがある事は元気の源泉となる」とシニアの方に大好評でした。
従って、学校にはシニアのために特別に2時間だけの文法抜きの会話の授業の実行と、合わせて授業内容まで変更をもお願いしたのです。
懸念していたのも拘わらず、快諾して頂いたのは非常に有難い事でした。

ロングステイセミナーを開催(1993~)

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このようなオプショナルツアーは一般の会社に任せ、もっぱら「日常生活」の売りに目を向けた時代でもありました。
その後、1990年代前半に入り、「全国親孝行の会」の会長の知遇を得て、マレーシアへの「シルバーユートピア」となる企画をし、「マレーシアロングステイセミナー」の開催のお知らせを新聞で発表したところ、定員100名のところ想定外の900名と予想以上の反応を得て驚きました

申し込まれた方々に申し訳ないため、セミナーは複数回に分けて開催する事となり、結果、地元のTV局のニュースで放映され、新聞にはニュース記事として取り上げられ、人々の注目を集めたのでした。

ペナン島ロングステイツアーが出発(1994~)

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いよいよ第一回目の「ペナン島ロングステイ11日間と28日間」42名と満席で出発となりました。その時、朝の情報番組「ズームイン朝」から同行取材の申し込みがあったのです。

その時点で、「この参加者が1か月後にどのように変化されるか是非、後半も取材したい」と申し出がありましたが、「残念ながら予算が許しませんので。。。」とお断りしたところ、「自費で来ます!」ときっぱり。

それで前半と後半の姿がTVに映し出され、初めての参加者ばかりでしたが、マレーシア人への感謝の言葉と「はじめは戸惑ったがこのロングステイツアーに参加して良かった!」との嬉しい言葉をいただきました。

また参加者のご夫妻の中には「退職後の人生はぬれ落ち葉人生とあきらめていたのだけれど、このツアーに参加したら、孫にはお年玉を挙げるより、自分たちが元気で海外生活をしているという姿を見せることの方が素晴らしいと気付けました。

これからもどんどん世界各地へロングステイに出掛けますよ」と言われた時は心が感動で震えたものでした。

自由に自分の時間をデザインするのがロングステイ

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海外で「日常生活」を体験することが「旅」の力以上に人生の活力に繋がるという事を実践で学ぶことが出来ました。
その後は、アメリカ、カナダ、エジプト、チェコ、ニュージーランド、オーストラリア、ポルトガル、スペイン、イギリスなどの国々も検討し、更にはクルーズ等のロングステイを次々と企画して行き、これは私からの「旅」への挑戦状でもあったかもしれないと思うようになりました。

「皆様には「次回からは『旅』ではなく、自分で自分の時間を自由にデザインするロングステイを楽しんで頂きたい」と願う私自身の心の変化を感じたのです。

ロングステイトレーニングとは

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現地では「ペナン島ロングステイツアーはトレーニングツアーです」と宣言し、バスの乗り方、切符の買い方、レストランでの注文の仕方、現地ガイドを語学の先生として実施したマレーや英会話授業をホテルで実施、ガイドの家の家庭訪問、日本総領事の公邸訪問、現地の学校の参観、日系企業訪問まで仕入れ費用なしでバス代実費参加ということで多くの事を実施しました。

どれも前代未聞の内容ばかりでした。バターワースの駅でクアラルンプール行の列車に乗る時、切符は各自で買うように言ったところ、売り場の前で立ち止まる人が続出。原因はその当時で列車は1,2,3等と分かれていたため、何等をかったらよいか決めかねていたのが理由でした。

私への質問が集中し、「山田さんは何等を買いますか?」「私は最後に買います。自分で乗りたい車両に乗ってみたらいかがですか」といったら大半は中間の2等の切符となったようです。

私は「3等、地元の人が多く乗っているから楽しいですよ」と伝えたら残念そうな顔の人が多く、「とにかく自分のことは走りながらでも自分で決めて進まなければいけないです」と大声で語ると「そうなんですけどね・・・」と。このような問答を繰り返しながら私の繰り出す挑戦状に楽しそうに挑まれる姿はいまだに忘れられません。

ロングステイ財団勤務へ(2002~)

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その後、企画する側からロングステイ財団の事業部長として財団に勤務する事となり、在籍中にロングステイフェア、ロングステイアドバイザー制度、ロングステイ調査研究本の発行という新規の取組をはじめたりと、ロングステイに関する調査研究に明け暮れました。

そしてロングステイは2週間以上帰国を前提とした海外の長期滞在型余暇から2010年から国内に関しても財団で研究をしても良いとの変更があり、急遽、国内型ロングステイも加わりました。しかし、私は専ら当初の目標を堅持し、海外滞在型余暇の研究に没頭したのです。

ロングステイからハッピーステイへ(2018)

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そして2018年ロングステイの規定にこだわらず、海外で一定の期間「旅」するのではなく「日常体験をしながら滞在」すれば普通の感覚でない感動を味わえるという事で「ハッピーステイクラブ」が設立され、その会社の主任研究員として加わることになったのです。

ロングステイからハッピーステイへ・・・どんな滞在でも「日常体験を味わって頂きたい」「感動は体験、触感を重視し、期間の長短ではなくそこに行く意味のある「場所」探しを始めたのです。

フレンドシップクラブ訪問

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先ずは10年前から交流のあったフレンドシップクラブを訪問し、社長の根本氏が10年間苦労して築かれた「Angelesの館」を訪問しました。英語ではエンジェルですが、スペイン語読みで、この街は「アンヘルス」と呼ばれています。
ここは米軍の空軍基地のあったクラーク特別区に隣接するフレンドシップ地区に位置し、根本氏が大いなる熱意と大切に時間をかけ築きあげられた「館」とフレンドリーなスタッフが我々の訪問に対して待ち受けてくれていたのでした。ゲストハウスであってもスタッフとの接触は日常的であり、庭には鶏舎、その向こうには菜園、そして南国特有の果物の木もあり、パパイヤが沢山の実を付け、自然の多いとても良い雰囲気です。小型のプールとジャグジー、その横にはプールサイドバーと快適な空間が広がる様は素晴らしいものです。


スタッフは日本語が流暢な人いますが、まだまだ片言の人も多く、そこで滞在中は日本語を教えてあげてほしいと願っています。彼らもまたゲストと接し、日本語を習いたいと切望しています。本格的なロングステイを希望する日本人にとって、この施設はフィリピン社会へ馴染む準備学習の場としてとてもお勧めです。


日本人も大変ですが、相手国の人も、何も知らない外国人が隣人になられたら戸惑うことが多いと思います。車で10分から30分以内の場所で英語教室、乗馬、ゴルフレッスン、テニス、そしてカジノも身近に楽しめるのも大きな魅力です。もう一つ忘れていけないのはマッサージ、自室へ呼べて、1時間300ペソ(約600円)でオイルマッサージ、指圧マッサージができます。

まだまだフィリピンという国は貧富の差が激しく、一部では快適な生活をエンジョイしている層もいますが、一方、貧困層も実際存在しています。しかしここで滞在し、日本にはないその格差にはゆっくり接触した方が良いと思います。最初から街中に飛び出す前の準備期間が必要な国でもあるのです。それにはこの施設はお勧めの施設であります。

関空からジェットスターの直行便がクラーク国際空港まで飛んでいて、空港からフレンドシップまでは15分足らずで到着します。マニラからだと2時間半はかかりますが、日本から一度、セブへ飛び、セブから国内線でクラークまで来るのも選択肢の一つに入れても良いと思います。

セブ Rumah Highlands HotelとJRエキスプレス社 のご紹介

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そのためセブでの滞在先を探すためにセブへも飛びました。そこで5年前位に出会った人と再会したのも何かのご縁と考えています。その人は松田氏というセブの山の手にある日本人経営ホテルの社長であり、九州で介護施設や不動産会社を経営している会社がフィリピンで長期滞在施設を作るからロングステイ財団の賛助会員に加入を申し込みにきた時にお会いしたと言われました。
失礼ながら私は一緒に来た松井氏という女性の弁が立ったため、彼女しか覚えていませんでした。

しかし、そのホテルはセブのマルコポーロという山の中腹にある高級ホテルよりもう少し上に位置し、「セブ島なら海」とのイメージが強く、マクタン島の海外沿いのホテルが人気のため地理的条件は非常に不利かと思われました。しかし、私流に考えると空気の綺麗な山の上で眼下にセブ市街が一望出来、海も見える景色抜群の位置にあるのは却って有利とも思えました。カナダ在住時に、山の中腹以上にある家の方が高額で、「ナイスビューは価格のうちだわ」と聞いていたのを思い出しました。

「そうだ。ここはナイスビュー、綺麗な空気、海は行きたいときに行けば良い、すぐに行けますから。海は非日常の旅の世界、しかしこのホテルは日本人経営でウオシュレットも完備、各部屋はマットの下に磁気炭をひいて健康に配慮しているのだ。ホテル滞在だが日本人スタッフが4人もいて、ストレスなく滞在出来る。ホテル滞在は非日常だが、ホテル側が日本人に快適な空間を提供しようと常に心を砕いている」と多くの点がお勧めのポイントと気付きました。セブ島を高いところから見物をするにはうってつけのホテルだと閃いたのでした。値段も私共を心配させるほど安いのです。勿論、セブ島にはゲストハウスは百円単位からあります。

しかし、この水準を保っていて、この値段は非常にお勧めであるので、クラークと組み合わせて滞在して頂けたら、価値ある推薦だと思っています。ホテル名はRumah Highlands Hotel. 62室あり、窓からの眺めが良いSPAも付いています。なお、マクタン空港からは車で約45分位と便利です。
http://www.rumahhotelcebu.com/

セブ島ではロングステイ財団の海外サロンとして公認したセブサロン①のJRエキスプレスという会社の前野氏にお世話になりました。
ホテルの往復は彼の会社に依頼し、市内の案内もお願いしました。その時に登場したのが岐阜県各務原市出身の畑林さんという可愛い女性。

畑林さん

同じ岐阜県出身と聞いてとても懐かしかったです。彼女は現地の男性に嫁いで現地で出産し,舅と同居しながらガイドの仕事もこなすスーパーウーマンでした。そんな彼女のガイドは素晴らしい!生活感あふれる内容で少しの会話でかなりの知識を得られますよ!

JRエキスプレス社の各種現地体験ツアーをお申し込みの際、「ハッピーステイクラブの会員」と言っていただければ、セブの名産「ドライマンゴとパイナップルミックス80g」1袋のプレゼントがあります。
https://www.jrexpress.net/

さあ あなたもハッピーステイをお試しになってみませんか!